ナリヤ

昨日、夜中にドラマやってて何となく見た。

母親に捨てられた5歳の男の子が、居候先の女に「お前、ウザイんだよ!!何でも謝ったら済むと思うなよ!邪魔なんだよ!誰もお前なんか愛してないんだよ!この世に愛なんかないんだよ!」って、”ドンッ”って突き飛ばされながら言われてた。

それでも男の子は、その女の目を見て黙って聞いてた。
そして、外に飛び出して、ドアの外でポロポロ涙をこぼしながら泣いた。
誰にも見られない所で。

なんか、ナリヤとダブって見えて、私も大泣き・・。

そうなのだ。ナリヤもこういう感じだから、余計に泣けた。
寂しいとか絶対に言わない。私にさえも。もちろん、じいじやばあばにも。
そしてある時フッと言う。”お父さん”にだけ。そうっと。
みんなに言うと、心配かけるということを、心のどこかで感じとっているナリヤが、痛いほど分かる。

だから私は自分の不甲斐なさにまた泣けてくるのだ。